キャリブレーションとZオフセット調整

積層型プリンタの造形がうまくいかないケースが続いていましたが、ようやく調整のポイントが分かってきて、デモデータなどでプリントすることができるようになりました。

まずはプリントテーブルのキャリブレーションを繰り返し、水平をとること。これは動作のたびにノズルの昇温と冷却がかかるため、オートヒートがOnになっていても、とても時間がかかります。上げろって言われたら、次は下げろって言われるのですが・・・。

つづいてZオフセットの設定。これが何を意味するのか、マニュアルにもほとんど説明がないのですが、どうやらキャリブレーションで水平をとった後、ノズル先端とプリントテーブルの間隔をZ軸を下げることで調整するようです。適正値が分かりませんが、コピー用紙二枚分程度とか。ただZオフセットを起動すると、ノズルがテーブルの枠外へ出てしまう。仕方なく、JOGモードとやらでノズルをエリア内へ移動させ、コピー用紙を挟んでみて、スムースに動く程度かを確認し、Zオフセットを起動し(ここで枠外に出てしまう)、表示パネルの隙間表示で調整するしかない。今回は、デフォルトで0.14mm程度だったのを0.18mmにしてみました。これはテーブルに貼るプラットホームテープを貼りかえるたびに調整する必要があるようだ。

奥のライオンとタワーは、プリンタに内蔵されているデモデータ。積層ピッチなど詳細が分からないものの、いずれもプリントに3-4時間かかります。よく見ると底辺部のラフト(井桁)やブリムと呼ばれるパーツが出力されています。そこで右手前の猫模型でも底辺ブリム10mmを追加したところ、何とかプリントできました。

手前にある透明なスマホケースは、光造形プリンタでプリントしました。

ちなみにフィラメントがカートリッジの20%以下になると、パネルに「フィラメント ロー」と出て、OKボタンを押すまで進まない。親切なんだかどうだか。

フィラメントは600gで3680円。これは何mあるのでしょ。
(レジンは1kgで15,800円。高い!)