なんちゃってアクリルスタンド

アクリルスタンドを作ってみました。

市販のものは、UVレジンプリンタでアクリル板に直接カラー印刷するのですが、今回は通常のインクジェットプリンタで印刷した紙を、アクリル板に貼りつけた”なんちゃって”スタンドです。

用紙は、きれいな印刷ができる「手つくりステッカー紙」を使いました。用意したイラストは、inkscapeで輪郭をパス化したあと、アウトセットでイラストより、数ミリ大きくします。輪郭線は、パスの統合と分離を繰り返して、なるべく単純なパスとし、ストロークプロパティで太さを0.2mm程度にします。自立スタンドにするなら、脚になる部分と台座も同じプロパティで作図して保存(SVG形式)しておきます。

インクジェットプリンタに用紙をセットし、先の輪郭線を削除して印刷します。このイラストを大まかに切り抜いて、アクリル板に貼りつけました。ステッカー紙は、接着剤がついているうえ、貼り直しも簡単です。

レーザー加工機にイラストを貼りつけたアクリル板をセットし、先のSVGファイルを読み込んで、イラストを部分は無効化し、輪郭線のみにして切断加工します。輪郭線の内側にインセットした紙の切り取り線を描いておき、レーザーのパワーを落として紙だけ切り抜くと、透明なアクリル板の縁をつけることもできます。

イラストと切り取り線の位置合わせがちょっと面倒です。カメラ付きのレーザー加工機があれば・・・。
インクジェットプリントしたイラストと、SVGファイルを読み込んだ輪郭線のサイズが微妙に異なることもあるようですが、手作り感満載のアクスタの完成です。