メディアセンターの学生スタッフを対象に、ミニラボ説明会を行いました。
3Dプリンタが設置されたとはいえ、どうしていいか(使っていいのか、どうやって使うのか)、遠巻きに見ていたらしいのです。それで簡単なチラシを書いてそっと置いておいたら、早速4人がやってきました。
レーザー加工機で、ネズミさんのイラストを焼き付けたり、同じイラストをカッティングマシンで切り絵風に切り抜いたり、早速使いこなしていました。さすがメディアセンターのスタッフ。
スチロール製の板材も、白いものは切り抜けませんが、黒色ならきれいにカッティングできました。もっとも刻印は、黒で読めません(^^♪。
- MDF 2.5mm厚 加工時間12分
- 彫刻パワー 100% 速度 10cm/s
- 切断パワー 100% 速度 2mm/s 繰り返し
残念ながら2.5mm厚のMDF材は、切断には数回以上の繰り返しが必要のようです。周囲が黒く焦げてしまうのが難点。
スタッフのひとりが、なんとクラリネット吹きで、このブログも見てくれていたのだとそう。彼女からの提案で、クラリネットリードをプリントしてみました。データは、こちらから。ちょうどBassClarinet用とSporanoSax用もあったのでいっしょです。こういうレジェールリードって、一度は使ってみたいと思うものの、結構お値段が張るので、躊躇していたのでした。
実際にABS樹脂でプリントしてみると、通常の0.3mmピッチでは、表面の段差がガタガタ。それで0.1mmピッチで出してみました。ついでに、UVレジン(こちらは標準で0.1mmピッチ)でもプリントしてみましたが、こちらは0.5mm厚程度の底辺材も出力されるため、どうにかして削らなければならない。
さて、果たして音は出るのでしょうか?
3Dプリンタでは、プリントベッドに樹脂を定着させるのが最初のポイントです。今まではスティックのりを塗っていましたが、ネットで評判のケープ(ヘアスプレー)を吹き付けてみたら、これが秀逸。はがすのに苦労するくらいがっちり食いつきます。問題は、これが研究費で認められるかどうか。説明が大変です。